こんにちは、自己理解キャリアコンサルタントの井上です。
この記事では、ストレングスファインダー34資質の順位について解説します。
・ストレングスファインダー34資質すべて開けると何がわかるのか知りたい
・資質の順番(上位資質・中位資質・下位資質)ってどういう意味があるのか知りたい
・上位資質・中位資質・下位資質をどのように活かしていけばよいのか知りたい
このような疑問にお答えします。
この記事の目次
ストレングスファインダー34資質の順位(上位資質・中位資質・下位資質)とは?
ストレングスファインダー34資質の順位について説明します。
ストレングスファインダーを受けて、課金すると34資質すべての順位を知ることが出来ます。
僕の結果がこちら。
ストレングスファインダーでは、この結果を順位に応じて以下3つに分類しています。
・上位資質:上位1/3(1位~11位前後)の資質
・中位資質:上位1/3~2/3(11位前後~23位前後)の資質
・下位資質:下位1/3(23位前後~34位)の資質
僕の結果でいうとこんなイメージです。
それぞれについて解説します。
上位資質
上位資質は無意識に現れる資質で、あなたの行動や考え方に大きく影響します。
そのため、上位資質があなたの強みとなります。
上位資質を活かすことがとても大切。
どこまでを上位資質と感じるかは人それぞれ。
9位までを上位資質と感じる人もいれば、13位までを上位資質と感じる人もいます。
僕の場合は、2位に「調和性」という資質を持っているので、無意識に人と争うことを避けるような行動を取ります。
中位資質
中位資質は意識すれば現れる資質です。
上位資質ほど、普段の行動や考え方に影響しません。
意識することで資質の特徴を使うことが出来ますが、上位資質としてを持つ人ほど顕著に現れません。
僕の場合は、21位に「共感性」という資質を持っています。
普段、人の気持ちにフォーカスして会話をすることはあまりないのですが、コーチングをしている時は相手がどんな気持ちかを意識します。
ただし、「共感性」の資質を上位に持っている人のように、相手の気持ちを自然に察することは難しいです。
下位資質
下位資質は、意識しても現れない資質です。
普段の行動や考え方に現れません。
無理矢理資質の特徴を出そうとすると非常にエネルギーを使う上に、成果に繋がりにくいです。
僕の場合は、30位に「指令性」という資質があります。
抵抗なく思ったことをストレートに伝えることが出来る資質です。
僕の場合は2位に「調和性」があるので、これを言うことで争い事に発展しないか気になり、思ったことをストレートを言うのには抵抗があります。
いざ言うとなったらものすごいエネルギーを使います。
上位資質を使いこなす
上で説明した通り、無意識に使えるのが上位資質のため、上位資質を使うのが一番効果的に成果を出すことが出来ます。
文字を書く時に、自分の体の何を使って書くか考えるとわかりやすいです。
・上位資質:「利き手」で文字を書いている状態。無意識で綺麗に早く文字が書けるし、エネルギーをほとんど使わない。
・中位資質:「利き手と反対の手」で文字を書いている状態。意識することで、ある程度綺麗に文字が書けるが、「利き手」には劣る。
・下位資質:「足」で文字を書いている状態。意識しても、綺麗に文字が書けない上に時間がかかる。その上、エネルギーも沢山使う。
ストレングスファインダーからわかる2つの弱み
ここまで34資質の順位について解説しました。
34資質の順位から、弱みを2種類に分類することが出来ます。
1.無意識に出ている上位資質が短所になっている場合
2.下位資質を出そうとしている場合
それぞれ解説します。
1.無意識に出ている上位資質が弱みになっている場合
無意識に出ている上位資質が弱みになっている場合があります。
一つの資質は二面性を持っていて、強みにも弱みにもなります。
■強み:争いを避けて、物事を推進していくことが出来る
■弱み:衝突を避けるあまり、自分の意見を言えないことがある
弱みにとして出ている「調和性」によって、自分を責めてしまっていたり、相手を傷つけてしまっていたら、要注意です。
対策
この場合の対策は、「上位資質を意識的にコントロールする」です。
先述した通り、上位資質は無意識に出ます。
「争いを避ける」という行動はあなたにとって一番自然で、変えられないことです。
そのため、まずは、あなたが「調和性という資質によって、発言が出来なくなる可能性がある」と知ること。
そして、今回は「発言を控えるのか」「調和性が悪く出ているから、発言してみる」のかを意識的に選択するのです。
「利き手」で文字を書く時も一緒
「利き手」で文字を書くときもコントロールが出来ていないと弱みにもなり得ます。
■強み:綺麗かつ早く文字を書くことが出来る
■弱み:家の壁など書いてはいけない場所に文字を書いてしまう
大人になるとコントロールが出来るので壁に文字を書くことはないですが、コントロール出来ない赤ちゃんは壁に文字を書いてしまうことがあります。
資質にもこれと同じことが起きています。
まずは、資質が弱みになり得ることを知り、意識的に行動を選択するのです。
2.下位資質を出そうとしている場合
2つ目は下位資質を出そうとしている場合です。
下位資質を頑張って出そうとしても良い成果になりにくいし、エネルギーをものすごく消耗します。
「指令性」30位の僕が、衝突が起こりそうな発言をする時は、ものすごくエネルギーを消耗します。
一生懸命「足」で文字を書いている状態です。
もし、隣に座っている同僚が「足」で文字を書いていたら、不思議に思って止めますよね?それと同じ状況が起きているのです。
3つの対策
このパターンは対策が3つあります。
前提として、下位資質を頑張って出そうとするのは、オススメしません。
下位資質を出さずに行動するための方法を3つ紹介します。
1.本当にそれが必要かを立ち止まって考える
出来ないことを無理にやろうとしている可能性もあります。
まずは、本当に必要なことなのかを自問しましょう。
「足」を使って文字を書く前に、本当に文字を書く必要があるのかを検討するということです。
文字ではなく、口頭で解決するかもしれないです。
2.他の資質で代替出来ないかを検討する
下位資質は頑張ってもエネルギーを消耗するので、上位資質(得意なこと)で代替出来ないかを考えてみてください。
「足」を使わず、「利き手」を使って書くことです。それによって、少ないエネルギーで良い成果を出すことが出来ます。
3.他の得意な人やシステムで代替出来ないかを検討する
あなたが時間をかける必要がないかもしれません。
あなたが「足」で書くのではなく、パソコンを使って書いたり、もっと綺麗に早く書ける人に依頼したりします。
下位資質は克服するのではなく、出来ないことを認めて、上記を参考に代替案を探しましょう。
まとめ
今回は、この記事では、ストレングスファインダー34資質の順位について解説しました。
上位資質を活かし、下位資質は弱点を補っていくことが大切です。
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