才能とは何か?【自分らしく仕事の成果を出すための「才能」の考え方を解説】

こんにちは、才能発揮コーチの井上です。
僕はこれまで、ストレングスファインダーを活用したコーチングや研修を通して、900名以上の方の才能や強みと向き合ってきました。
その中で特に大切にしているのが、
「才能を知ること」ではなく、「才能を仕事の中で活かすこと」
です。
この記事では、僕が考える「才能」について整理して解説します。
・自分の才能がわからない
・ストレングスファインダーを受けたけれど、仕事でどう使えばいいかわからない
・強みを活かしてイキイキと働きたい
才能とは「無意識に繰り返している自分の癖」

僕は才能を、無意識に繰り返している思考・感情・行動のパターンと捉えています。
「才能」と聞くと、
・歌がうまい
・運動神経がいい
・頭がいいといった、
特別な能力をイメージするかもしれません。
でも、ここでいう才能はもっと身近なものです。
・人と人の意見がぶつかると、自然と共通点を探している
・問題が起きると、原因を見つけて解決したくなる
・初対面の人でも、あまり抵抗なく話しかけられる
・物事を始める前に、自然とリスクを考えている
・複数の予定や人を組み合わせながら、全体を調整する
こうした「ついやってしまうこと」も才能です。
本人にとってはあまりにも自然なので、
自分では才能だと気づいていないことも少なくありません。
僕自身も、自分の才能には気づいていませんでした
僕の場合、ストレングスファインダーでは「調和性」という資質が上位にあります。
人と人との意見がぶつかったときに、「どこならお互い納得できるだろう?」と自然に考える傾向があります。
以前の僕は、これは誰でもやっていることだと思っていました。
でも、そうではありませんでした。
自分とは違って、「意見が違うなら、はっきり議論した方がいい」と自然に考える人もいます。
どちらが正しい・間違っているという話ではありません。
人によって、自然に考えること・感じること・行動することが違う。
その違いの中に、その人らしい才能があります。
才能は、そのままでは「強み」ではない
ここは僕がとても大切にしているポイントです。
才能がある=仕事で成果を出せるとは限りません。
僕は、才能 × 知識・経験・スキル = 強みというイメージで考えています。
才能は、強みになるための「原材料」のようなものです。
例えば僕には「アレンジ」という資質があります。
人や予定、物事を組み合わせながら、状況に合わせて調整していくことが得意な傾向です。
ただ、新卒でシステムエンジニアとして働き始めた頃は、仕事の知識も経験もほとんどありませんでした。
いくらアレンジの才能があっても、
「誰に聞けばいいのか」
「どの予定を動かせばいいのか」
「どこまで変更して大丈夫なのか」
がわからない。
そのため、最初から仕事でうまく発揮できたわけではありません。
仕事を続ける中で知識や経験が増えるにつれて、
「この仕事はこの人にお願いしよう」
「こちらの予定を先に動かそう」
「この問題が起きたから、全体をこう組み替えよう」
と考えられるようになりました。
もともと持っていた才能に、知識や経験が加わったことで、仕事で成果を出せる「強み」になっていったのだと考えています。
ストレングスファインダーにおける「才能」「資質」「強み」の違いについては、以下の記事で詳しく解説しています。

才能には「良い才能」「悪い才能」はない
もう一つ大切なのが、
同じ才能でも、使い方によってプラスにもマイナスにもなる
ということです。
例えば、僕の「責任感」。
約束したことを最後までやろうとするので、仕事では信頼につながりやすい特徴です。
一方で、責任感が強く出すぎると、
「自分がやらなければ」
「一度引き受けたから断れない」
と、仕事を抱え込みすぎてしまうことがあります。
才能そのものが良い・悪いのではありません。
目的や状況に合った形で使えているかどうかが重要です。
だから僕は、才能を知ったときに、「自分にはこんな資質があるんだ」で終わらせないことを大切にしています。
才能を知る目的は、仕事をしやすくすること
僕自身、会社員時代には仕事がうまくいかず、悩んでいた時期がありました。
当時は、
「もっと苦手なことを克服しなければ」
「周りの人と同じようにできるようにならなければ」
と考えていました。
でも、自分の才能を理解するようになってから、
「自分に合ったやり方で成果を出せばいい」
と考えられるようになりました。
例えば、
人に強く指示することが苦手なら、
無理にそれを得意にしなくてもいい。
人との共通点を探したり、状況を整理したり、周囲を調整したり。
自分が自然にできることを使って、同じ目的を達成する方法を考えることができます。
僕にとって、才能を知る一番の価値はここにあります。
才能は「自分らしく生きるため」だけではなく、成果を出すために使える
才能や自己理解というと、
「自分らしく生きよう」
「好きなことを仕事にしよう」
という話になりやすいかもしれません。
もちろん、それも大切だと思います。
ただ、僕自身はもう少し現実的に才能を捉えています。
今の仕事の中でも、
・会議でもっと発言できるようになる
・人とのコミュニケーションを改善する
・苦手な仕事のやり方を変える
・自分が成果を出しやすい役割を知る
・チームの中でお互いの特徴を活かす
といったことに才能は使えます。
今いる場所ですぐに仕事を変えなくても、才能を活かせる場面はあります。
目の前の仕事を少しやりやすくする。
その積み重ねによって、自分の力を発揮できる時間を増やしていく。
僕は、そんなふうに才能を使っていくことを大切にしています。
ストレングスファインダーは、才能を知るための一つのツール
才能を知るためには「ストレングスファインダー」という診断ツールがオススメです。
これまでストレングスファインダーについての記事や講座を作成しています。


34種類の資質という共通言語があることで、自分では気づきにくかった思考・感情・行動の傾向を捉えやすくなります。
才能を知ったら、「どこで使うか」を考える
才能を知ることはゴールではありません。
僕が一番大切だと思っているのは、
「この才能を、今の仕事でどう使うか?」
まで考えることです。
例えば、「調和性があります」で終わるのではなく、
「次の会議で意見が割れたときに、双方の共通点を整理してみよう」まで決める。
「アレンジがあります」で終わるのではなく、
「仕事が重なったときに、人・時間・タスクの組み合わせを見直してみよう」まで落とし込む。
こうして初めて、才能が仕事の成果につながっていきます。
まとめ:才能を活かして、自分なりの成果の出し方をつくる
この記事では、僕が考える「才能」について紹介しました。
僕にとって才能とは、
無意識に繰り返している、自分らしい思考・感情・行動のパターンです。
ただ、才能を知るだけでは十分ではありません。
知識や経験を重ねながら、自分の才能を、目的に合わせて使えるようになること。
それによって、自分なりの成果の出し方が少しずつできていきます。
誰かと同じやり方ができなくても構いません。
鳥は泳げなくても、空を飛ぶことができます。
自分が持っているものを知り、それを活かせるやり方を考えていく。
僕は、そんなふうに一人ひとりが自分の力を発揮できることを大切にしています。
才能の活かし方について、以下のコンテンツも活用ください。


